アウディA5 DSG修理|世田谷工場ブログ|外車・輸入車のオートマミッション・パワーステアリングの修理(リビルト)専門

アウディA5 DSG修理

2018/10/24

またまたアウディのDSGトラブルでのご入庫です。

お電話でお客様からお聞きした症状は、”トランスミッションのランプが点灯。バックしない、1,3,5のギヤしか入らない” と言う不具合でした。

他の工場に入庫されていて、見積り金額が¥60万~¥70万。

もう少し安くならないかという事で、DELにお電話を頂きました。

以前、ご入庫されたQ5と同じと症状だった為、「同じ作業なら半分以下の修理代で済みますよ」とご案内したところ、DELに入庫して頂きました。

ところが、ご入庫されたところ、お伺いしていた症状と全然違う😓

”D”と”R”で動かすと、恐ろしい程の車の挙動。

”ガクガク”どころではなく、クラッチが入ったり抜けたりしながら ”ドッカンドッカン” としゃくりながら動くんです。

こりゃ、本当に¥60万超えの修理代が掛かっちゃうんじゃないか、せっかく入庫して頂いたのにご期待に沿えないかも・・・😢

とりあえず、コンピューターにアクセスして入力されているエラーメモリーを見てみると・・・

前回やった Q5 と違う、初めて見るエラーコード😞

でも、なんだかオイルの焼けたような臭いがするような・・・・

がっかりしながら、とりあえず車をリフトアップ。

ん?なんでこんなに下回りがオイルでべちょべちょなんだ?

マフラーにはオイルが滴になってたれている。という事は、走行中に前方で漏れたオイルが後ろに飛んだという事。

臭いは、マフラーにかかったオイルが焼けた臭いだったんです。

オイル漏れの箇所を探っていくと、トランスミッションのフィルターから後ろが全体的にビチャビチャ。

フィルターか?それならばトランスミッションのオイル量が少ないはず。

という事で、オイルの量をチェック。

このトランスミッション(DSG)の正しいオイル量の点検方法は、エンジンが掛かっている状態で、オイルの温度が35℃~45℃で注入口からチョロチョロと出てくる程度に合わせます。

ところが、エンジンを掛けていないのに、オイルが出てこない。指を突っ込んでもオイルに触れない。

ある程度の量のオイルを注入して、エンジンを掛けてみると・・・

なんと、フィルターカバーから漏れている・・・じゃなくて、流出している😲

よくこの状態で走ってたな・・・と思うと同時に、「もう少し安く」と言う思いでDELを選んで下さったお客さまの期待にこたえる事ができるかも。と、少しの期待と、これだけオイルが少ない状態で走っていたとなると、トランスミッションの内部にダメージが有るかも・・・と言う不安がよぎります😓

とりあえず、漏れを治してオイルを入れて走ってみるしかないので、作業を続行。

下の写真は、オイルを注入して溢れてきたところです。

不良ヵ所一通りの部品を交換して、オイルを注入。

いつものようにパソコンでベーシックセッティングして、いざ試運転へ🚙

入庫時の挙動は全く無く、クリープ(ブレーキを離してアクセルを踏まない状態で動く事)、変速フィーリングも問題無し。

原因はオイルの量が足りなかっただけでした。

テスターで、エラーメモリーを見ただけで見積りしたんですね。

今の車は、テスターが無いと何も出来ないのは事実ですが、やっぱり耳、目、鼻など、五感を働かせる事と、オイルが適正量入っているか、など基本的な点検をして判断しないといけないですね。

修理費用は、見積金額の半分どころか、1/7 程度で済み、お客様には大変喜んで頂けました👍