オイル交換は必要ですか?
最近のオートマは「ATF※は無交換」とされている場合が多く、実際ディーラでもATF交換をしてくれないことがあるようです。 しかし、ATFは交換してはいけないということではありません。 走行状態にもよりまちまちですが、2万キロ~5万キロ走行すると、ATFを交換したATと、交換していないATとでは、明らかな違いがでてきます。
「交換すると壊れるから交換しません」と断られたという話もよく耳にします。実際ATFを交換したらまもなく壊れたということもよく聞く話です。
その原因としては次のようなことが考えられます。
(1) 正しい手順で交換されなかった。
(2) 指定オイル以外のオイルを使ってしまった。
(3) ATFのレベル(量)が適正に調整されなかった。
(4) ミッション内部の損傷がすでに進んでいた。
(1)(2)(3)に関してはオートマの知識があるところで交換すれば防げることですが、(4)のような場合はオートマ内部にすでにダメージがある訳ですからATFを交換することによって良くなるということはありません。
しかしATFを交換する作業の中でオイルの状態、オイルパンに沈殿している異物、オイルフィルターの状態等からオートマ内部の状態がある程度分かるので、オートマに精通しているところでATFを交換するのであれば必要と言えるでしょう。
市街地走行が多い、または走行キロ数が多い車両の場合等、劣化したATFを交換することで、トランスミッションの寿命やシフトフィーリングが良くなったと好評です。
ZFの最近のATには、ATFの注入口の違うものがあります。 お気軽に、お問い合わせください。 なお、ATF交換につきましては、【ATF交換ページ】で詳しくご説明させていただいております。
※ATF:Automatic Transmission Fluidの略