ATFには規格がある|ATFについての基礎知識|外車・輸入車のオートマミッション・パワーステアリングの修理(リビルト)専門

ATFには規格がある

2013/08/28

ATFなら何でもヨイ、ではありません。

 「高額なオイルならオートマの性能が良くなる」とか「添加剤を入れるとシフトフィーリングが良くなる」など、よく耳にします。“瞬間的”であれば良くなることもあると思います。しかし、デルオートでは「高額なオイルなら何でも良い」とは考えていません。

 ましてや添加剤などはオススメしていません。

 以前は「ATFといえばGM(Dexron)かFord(Mercon)」と言われたくらいで、この二つの規格が実質的に世界標準でしょう。 今は、オートマミッションは開発段階からオイルとの親和性等が考慮されています。なので、純正以外を使うと最初は性能が上がるかもしれませんが、耐久性が落ちたりクラッチディスクのフリクション剥離を誘発する可能性が高くなります。

 デルオートでのオイル交換では、必ず純正ATFを使っています。現在ではオートマの機種が非常に多くなったため、どのオイルが純正なのか調べるのもひと苦労だったりします。

 ZF製ATの場合、デルオートはZFのサービスステーションであるため最新版のオイル適合リストを持っていて、「どの機種にどのオイル」ということがすぐ分り、間違いのないオイルを提供しています。

【参考】クラッチディスク焼けの進行
pic02

 ATは一般的に湿式多板クラッチが使われており、これは主にスチールのプレートと多孔質ペーパー(フリクション)が貼付されたディスクで構成されています。

 クラッチディスクは様々な要因により“焼ける”ことがあります。焼けたクラッチや剥離したフリクションにより、ATには不具合が発生しがちです。ATF劣化はクラッチ焼けの要因の一つです。 尚、デルオートではオートマミッションを分解する場合、上図のようにクラッチの“焼けの程度”を判定し、交換要否を判断しています。